第3回設置記念公開講座「心理学で支える認知症」の開催について

 青森県の65歳以上人口割合は2021年時点で34.3%,2045年には46.8%と予測されており,増加率は全国一位です。
 認知症疾患は脳の病で,脳は心に深くかかわる臓器です。認知症の問題を理解し,地域における課題を解決していくために,心理学はとても重要な学問領域になります。
 第3回公開講座では,認知症の支援における心理学の活用可能性について心理実践を紹介すると共に,今後ますます重要になる認知症の意思決事支援の問題について取り上げます。
 認知症により判断能力が低下した人の医療同意や財産管理の問題について,医学・心理学の専門家を招き現状と対策について紹介し,一般参加者の皆様も交えて議論したいと考えておりますので,県内の医療福祉関係者に限らず,行政関係者,金融機関をはじめとする民間企業の皆様にもご参加いただけますと幸いです。

1.テーマ

心理学で支える認知症

2.開催日時

令和6年8月3日(土) 13:30~16:30(12:30受付開始)

3.会場

● 弘前大学創立50周年記念会館 みちのくホール(弘前市文京町1)
*駐車場の数に限りがございますので,ご来場の際はなるべく公共交通機関をご利用ください。

4.プログラム

時間 内容
12:30 受付開始
13:30 開演~開会のあいさつ
13:35 講演1「青森県の高齢化の現状と心理学的支援の可能性」
大庭 輝(弘前大学大学院保健学研究科心理支援科学専攻・教授,公認心理師・臨床心理士)
14:00~15:00 講演2「高齢者,認知症の人の権利支援のための意思決定支援~心理的理解の重要性と多職種連携~」
成本 迅 氏(京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学・教授,医師)
15:00~15:10 休憩
15:10~16:10 講演3「高齢期の経済活動における自律と支援のバランス~認知症への備えに対する心理職の役割~」
樋山 雅美 氏(一般社団法人日本意思決定支援推進機構・リサーチフェロー,公認心理師・臨床心理士)
16:10~16:25 全体討論
16:25 閉会の挨拶~閉会

5.対象者・定員・参加費

● 一般市民の方,心理支援職者,医療・教育・福祉関係者,自治体職員,学生,その他,興味のある方はどなたでも参加可能(定員300名・参加費無料)

6.お申し込み

● 事前申し込み制となります。次の申し込みフォームからお申し込みください。

7.主催・後援

【主催】弘前大学大学院保健学研究科 心理支援科学専攻
【後援】青森県,青森県教育委員会,弘前市,弘前市教育委員会,青森県公認心理師・臨床心理士協会,日本老年行動科学会青森支部

8.お問い合わせ

弘前大学大学院保健学研究科 総務グループ(担当:桑田)
〒036-8564 青森県弘前市本町66-1
E-mail: jm5906@hirosaki-u.ac.jp  Tel:0172-39-5518(内線5518)

弘前大学医学部心理支援科学科