授業・学生生活

授業紹介

基礎ゼミナール

 学生が自ら課題を設定し、その課題に対して自分自身や社会、学界等が納得できる解を模索していくことのできる、主体的・能動的な学習能力を養います。少人数クラスのゼミナール方式で行い、学生自身が調査や分析、討論、発表などを行います。写真は、SNSの利用や小中学校での不登校の問題について、どのような特徴があるのかKJ法という手法を用いて分析している場面です。※撮影時のみマスクを外しています。

心理学統計法

 心理学は心を科学する学問です。心を理解するためには、統計学についての知識が必要です。心理学統計法の講義では、人の心を探っていくための統計的な手法について講義と実習を通して学びます。実習では、架空のデータを用いて、統計ソフトを使って学生ひとり一人がプログラムを書いて分析を行います。実際に心理学を学び始めてみて驚きを感じる授業かもしれません。最初は戸惑うかもしれませんが、教員が丁寧に指導するので心配はいりません。

在学生メッセージ

本間 真凜(2020年度入学)

 弘前大学心理支援科学科は、医学部の中に設置されており、医学的な基礎知識と合わせて心理学を学べるため、医療に興味のある方や精神分野に興味のある方にとって、とても魅力的な学科であると感じています。また、少人数の学科ということで、学生一人ひとりが質の高い教育を受けることができ、かつ仲間同士で切磋琢磨しながら協力・相談し合える環境にあるため、居心地がよく、学生生活はとても充実しています。大学の講義は、二年生から専門科目が増え、公認心理師のカリキュラムに沿って、発達心理学や知覚・認知心理学など、多岐にわたる分野を学んでいきます。心理学は、人の心という身近で曖昧な対象を扱うため、奥が深く、非常に興味深い学問領域です。皆さんも心理学と出会って、新たな世界の見方や価値観を一緒に学びましょう。

履修モデル

以下は1年生前期と2年生前期の履修モデルです。1年生の前期は教養科目が中心となり、心理学に限らない幅広い教養を身に着けます。教養科目をしっかりと学ぶことは、専門科目に関するより深い学びを得るために役立ちます。

1年生前期
8:40-10:10 保健学概論 Listening   Reading  
10:20-11:50 基礎ゼミナール        
12:40-14:10   ゲーム理論 ウイルスの世界 人を育む営み  
14:20-15:50       人間の尊厳  
16:00-17:30 医学概論 青森の行政   情報処理入門B  

 

1年生の後期から心理学の専門科目が始まります。心理学の基本的な理解を深め、2年生の後期以降に始まる演習科目や実習科目に向けた知識の土台を築きます。

2年生前期
8:40-10:10          
10:20-11:50 発達心理学Ⅰ   人体機能学 子供・子育てと地域教育 感情・人格心理学
12:40-14:10 作業療法概論     知覚・認知心理学 精神医学
14:20-15:50 人体形態学       セルフケア論
16:00-17:30 心理学統計法        
弘前大学医学部心理支援科学科