報告

5月17日に「心理相談室 開室記念公開講座」を開催します

「心理相談室開室記念公開講座」の開催について

保健学研究科心理支援科学専攻は令和7年4月に「心理相談室」を開室いたします。
これを記念して、このたび下記の内容で開室記念公開講座を開催いたします。
当大学の心理相談室や、対人援助にご興味のある方はぜひご参加ください。

お申し込みはこちら
 申し込み締め切り:5月12日(月) 

内容
 パーソンセンタード・アプローチ(PCA)は、アメリカの心理学者Carl.R.Rogers(1902〜1987)が提唱した対人援助に関する基本的哲学(中核的考え方)であり、様々な自立的・援助的活動の総称です。そして、それぞれの個人との関わりなどに関し、その成長・発展への可能性を信じることをベースとしています。PCAを学ぶことは、公認心理師が多様な領域で活躍する上でも、欠くことのできない、知識であり、技術であり、態度です。
 また、公認心理師に限らず、広く対人援助の専門職として働くために、クライアントとの関係性の中で、「こころの理解(アセスメント)」、「こころへの援助(カウンセリング)」、「こころの健康の増進(ウエルビーング)」を進めるために有用な知見を蓄積してきました。そこで、今回のシンポジュームでは、日本におけるPCAの理論と実践研究に長年取り組んでこられ、PCA分野のリーダーのお一人である伊藤義美先生(名古屋大学名誉教授)をコーディネーターにお迎えし、PCAとその発展から公認心理師の養成と援助を考えるというテーマのもと、3名のシンポジストのそれぞれの立場から公認心理師の養成と援助(PCAの特徴や意義)を考え、討論していただき、青森県地域の対人援助職全体へPCAからメッセージをお伝えしたいと思います。

テーマ
公認心理師の養成と援助を考える:パーソンセンタード・アプローチ(PCA) とその発展から

開催日時
2025年5月17日(土) 13:00開演(12:00受付開始)

開催場所
弘前大学創立50周年記念会館 1階 みちのくホール
※駐車場の数に限りがございますので,なるべく公共交通機関をご利用ください。

シンポジスト等ご紹介
演題とシンポジスト

講演1 PCAの個人療法から 岡村 達也 氏(文教大学名誉教授
講演2 PCAのグループ・アプローチから 野島 一彦 氏(九州大学名誉教授)
講演3 フォーカシング指向アプローチから 伊藤 義美 氏(名古屋大学名誉教授)


座長コーディネーター
伊藤 義美 氏(名古屋大学名誉教授)

司会
岡田 敦史(弘前大学大学院保健学研究科 心理相談室長)

お問い合わせ
弘前大学大学院保健学研究科 心理相談室事務担当(桑田)
電話番号:0172-39-3099  Eメール:jm3099@hirosaki-u.ac.jp