大学院案内

心理支援科学専攻について

1.心理支援科学専攻の沿革

 本学では、2015年に公布された公認心理師法の趣旨に則り、青森県における心理支援職不足を補うため公認心理師を養成し、青森県内に安定的かつ恒常的に輩出していくことを目指し、2020年4月に医学部心理支援科学科を設置しました。公認心理師の受験資格を取得するには、4年制大学において定められた科目を履修し、その後大学院において定められた科目を履修し修了することが標準的なコースです。
 青森県内において心理支援職を養成する機関は本学以外にはないこと、また、本学は青森県で唯一の国立大学法人として、地域を支える高度な専門職人材を育成し、地域課題の解決に貢献することが期待されています。
 その期待に応えるため、公認心理師を養成することで積極的に地域社会の健康向上をリードしていく必要があることから、2024年4月、新たに保健学研究科に心理支援科学専攻(修士課程)を設置しました。

2.心理支援科学専攻の特徴

・医学部心理支援科学科を基礎に、保健学研究科に設置することで、多職種連携教育※に重点を置いた教育を受けることができます。
・公認心理師法施行規則が定める科目に加え、本専攻独自の専門科目を設置することにより、より深い学びが得られます。
・主指導教員に加えて専門分野の異なる副指導教員を配置する研究指導体制を導入することで、保健医療分野における専門的かつ多角的な指導を受けることができます。(専任教員10名)
※多職種連携教育(IPE:Interprofessional Education):複数の領域の専門職者が連携およびケアの質を改善するために、同じ場所でともに学び、お互いから学びあいながら、お互いのことを学ぶこと(英国専門職連携教育センターの定義より)

養成する人材像

・実証に基づく高い専門的知識及び技能を有し、それを柔軟に活用する力を持つ心理支援職
・多領域の専門職との連携によるチームアプローチを実践できる心理支援職
・地域社会における課題を発見し、地域連携のリーダーとして解決に導くための力を有する心理支援職
・高い倫理観と責任感を持ち、生涯にわたり研鑽を積むことができる心理支援職

三つの方針

教員紹介